2021年3月25日木曜日

MGT#0184 桜 春らしく

青空に映える桜 ... 。
一般受け が良くて、つい其れを求まますが ... 。

春らしくは ... 無い ... 。
天候不順な其の時期、ですから、どうしても ... 。 :) 。
p2.





春と言う季節は どうしても かすみ気味 です。
朧気な、と言うか、
寝惚け眼で見た様な、と言うか、
ぼぉ~ としているイメージがあります。

気象条件が齎す 傾向 なのでしょうが、
毎日がそうなる訳ではありませんね。

雨の日もあれば、澄んだ晴れの日もある ... 。

写真的には、出来れば、すっきりクリアな状態を望む訳ですが、
条件が揃えば揃う程に、春の一般的なイメージからは離れて行きます。

例えば、色の濃い桜を好天に恵まれて撮影したとします。
青空に映える花景色!。
そうなる事が少ないのを経験的に知っているので、
皆さんが其れを狙う訳ですが、
揃い過ぎると、季節感を阻害し出す ... 。
そう、 少し、違和感が襲って来る訳です。

クリア過ぎる!、
色が濃すぎる!、
春じゃぁ無いみたい! ... 。

はい。
過ぎたるは及ばざるが如し、 です。


早春に撮影した 河津桜。
其れは、正に、此のケースでした。

早咲きの 河津桜 ですから、
春より ひと足先 に咲く為に、
春とは異なる季節感を醸して仕舞う訳です。

写真としては まぁまぁ だと思っていますが、
春っぽさが ... 足ら無い!?。
そんな 天邪鬼 が首を持ち上げます。

如何にも春!、では、無いのですね。
そう、早春は冬が同居している時期です。
いいえ、それは 未だ冬 でしょうか。
春に咲く桜の写真に違いはありませんが、
どうも春っぽく無い、のです。

色もそうですが、
桜の枝が黒く写るのが、被写体 桜 の共通した欠点。
枝垂れ以外の桜は、たわわに咲いた花に光線を遮られて枝が黒く見える寸法です。
言い換えれば、
花が沢山、そして、その裏に写り込む 真っ黒な枝!。
はい、 枝が主張し過ぎる傾向があります。
折角の花一杯を台無しにする 枝の線!。
殊に、快晴の日には、其の傾向が顕著になりますね。


では、それらを緩和して見れば、どうだろう?。
試しにトライ! です。

狙いは みっつ。
黒い枝を薄くするのと、
くっきりした線を朧にと、
どきつい色を柔らかくと、
です。

その四苦八苦の結果が これ 。
編集前、編集後、の順に掲載しましょう。

















少しは 春うらら に近付いたでしょうか?。
朧気で霞掛かる 季節 の 春 。
そして、その代表花 の 桜 。
春らしく見えたなら、合格!。
でも、
写真的には、オリジナルの方が好みだったりして ... 。 :) 。

(だからこそ、そう言った 絵 を紡ぐ私がいます。)



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