2019年9月29日日曜日

MGT#0163 日傘 作成の種明かし

MTT#0632 日傘 で公開した絵ですが ... 、
実は、此の原画を弄りました。

序で、ですから、画像編集でどの位変わるものなのか、
その経過をご覧に戴きましょうか?。 :) 。
p:2.




日傘 は 白虹 とも呼ばれる現象で、
薄い雲を通して、日光が丸い虹状に現れるものです。
虹として見られるケースも少なくて、
そうなる場合も、朧な 虹 になる事が多いのではないでしょうか。
良く見れば、虹になっている、と思えば良いです。

肉眼は素晴らしい能力で、この日傘を虹として判別します。
あっ!、虹だ!。

でも、写真に収めると、少し印象が異なります。
地味目なものに化けて仕舞うケースも多いと思います。
この時も、同行者に言われました。
写真に写るの?、と。

任せなさい!、こちとらぁ、腕が違うんだから! ... 何てね。  ;)
直ぐに、カメラのモニタで確認すると、写っています。
あらぁ、写るのね!。
はい。  勿論!。  :)

でも、時間を置いて、その絵を再び見れば ... 。
あれぇ~。






はい。
一回、其れと認識すると其れを判別していた脳も、
時間経過と共に、識別能力低下になります。 X(

見い出したものは、再び、溶け込んで ... 。
良くは 分かんない~ 状態 です。

でも、画像の中に、色情報としては格納されています。
撮った後の画像確認で、そうであった様に、ね。

そこで、ご覧戴く皆さんにも、それと分かる様に、色情報を補ってあげます。
画像編集ソフトの素晴らしい処です。






でも、やり過ぎ は 戴けません!。
日傘 が ハッキリした 虹 になるのは、どうも、いけません。
白虹 は 白っぽく 虹 に見えるから、白虹 日傘 であって、
幾らインパクトがある絵にしても、それは、虚構になって仕舞います。

そこで、その効果を薄めて作成したのが、
別投稿 MTT#0632 日傘 になります。
最下行にリンクあり

ですから、個人的には、上の絵は やり過ぎ の範疇です。
恐らく、この絵の方が好きと言う方も大勢いらっしゃる気がしますが ... 。



さて、
もうひとつ、これを書いて置きましょう。

実は、上の絵は色情報を自動修正した以外に、操作を加えてあります。
画面中央下の太陽光の部分(日傘の内側)です。
これを撮影した時間帯は、日没が近付いていた頃合いです。
ですから、光線は赤みを帯びて来てはいますが、未だ、雲が色付く程ではありません。
でも、撮影後補正に依って、
肉眼で分からない雲の色の変化が 顕在化 して仕舞ったのです。
これはこれで面白い! とも思いましたが、
実際に、この日は 夕焼け にはなりませんでした。
それにも増して、
日傘の内側の印象が強くなり過ぎて、主題を喰って仕舞います。
なので、慌てて、効果を部分的に打ち消す手段を取りました。


正直な話、 画像編集には きりがありません。
そして、 弄り過ぎて仕舞う傾向があります。


恐らく、別の日に最初から手を入れ直せば、
別の結果 が出て来るでしょう。

日々、景色が微妙に変化する様に、
画像編集が齎す 絵 も、刻々と、変わり得る のです。
答えは、 ひとつ では無く、無数に存在する、のです。
ですが、
その日その日で、ベストを尽くす!、 それに尽きますね。 :) 。



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