2024年8月12日月曜日

MGT#0207 白黒化 白黒化

白黒化。
一部で熱狂的な方も多い、白黒化。

でも、難しい。
最初から、其の心算で撮った場合を除き ...  :) 。
p:2.




白黒化 のリクエストを戴きましたので、トライして見ました。
元画像は MTT#1132 葉も睡る頃 です。
https://shiroyuki-mot-photos-casket.blogspot.com/2024/08/mtt1132.html

中間トーンが占める割合が多いので、
難しいかな?、と思いましたが、 ... 、案の上!。

色情報の欠落は 及ぼす影響も 大きい!。

更に、危惧したのは、
ハイライトの 映り込む空の白さ と 表面張力の黒い影。
色があると、其れに気を取られて、霞んでいますが、
白黒化で大いに主張し出します。

主題だった筈の 葉 を喰って仕舞うのでは ... と。


まぁ、其れはさて置き、
往時、
長尺ロールから、切り分けて 135 パトローネ に詰めて愛用していた、
白黒フィルム、Ilford FP4 。
此の RGB 特性を再現すると説明される比率で白黒化しました。

其の後、
中間調 が豊富過ぎて、締まら無い気がしまして、
トーンカーブで 再調整 しました。


往時の 紙焼き の感覚でしょうか?。
きっと、
何回遣っても別の答えが出て来そうな、あの感じ。
一見、同じ様に見えて、細部を覗き込めば、違いの多々あろ、あの感じ。








参考迄に元画像も。





常々思って来た事ですが、
白黒でもカラーでも其のまま成り立つ 絵 は非常に少ない、
そう思っています。

色を抜く、若しくは、色を足す、そんな行為は、
効果も大きい代わりに失うものも多々ある、と。 :) 。



2 件のコメント:

  1. 拝見しました・・・有難うございました。
    コントラストの異なる2枚ですが・・・それぞれ狙いの違った面白みがやはり感じます
    1枚目にしても2枚目にしても、やはり光の反射の上の部分のモノクロの美しさはたまらなく好きです。カラーによる撮影焦点に黄色い葉ということでは、モノクロはむなしくなりますが、私はそれよりも別の画面全体の中の光の反射が作り像に魅力を感ずるのです。
    又1枚目のコントラストの低い左の淡い感じも、これまた別の意味で好きです。
    2枚目のコントラストの上げた方は、根でしょうか、その描く姿が又魅力です。
    モノクロも私的にはやっぱり見ごたえありました。
     

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    1. photofloyd さま コメントありがとうございます。

      参考になりましたか?。
      さて、色情報を欠落させると、自ずと明暗の表現になりますね。
      きっと、最初から白黒化を狙うなら、此のアングルでは撮らないと思います。
      また、主題も枯れ行く葉では無く、葉の表面張力が描くコントラストを狙う筈です。
      逆に、後者のアングルのものはカラーでは煩い感じが付き纏う予感がします。
      きっと、凡作として山に埋まる事が予感出来て、其れを拾い上げて白黒化するには、
      相当な目利き が必要だとも思うのです。
      故に、本文中で書いた様に、
      同一コマ同一テーマではカラーと白黒化とは両立し無い が私の印象なのです。

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